40代女性の筋トレ。
自宅で始める、
やさしい3種目。

「筋トレもしたいけれど、床の腕立てや深いスクワットは難しそう」。そんな方へ、椅子と壁を使って始める方法を紹介します。回数より先に、無理なく動ける形を見つけましょう。

以前より立ち上がるのが億劫になったり、体力づくりを意識したり。「何か始めたい」と思った時、筋トレはジムや重いダンベルから始めなくても大丈夫です。

まず覚えたいこと

立ち座り・壁腕立て・かかと上げを、ゆっくり少ない回数から。慣れたら少しずつ負荷を見直し、休む日もつくります。ここでは、初めての動きを試すための小さなメニューを紹介します。

01

筋トレは、日常の動きを支える練習から

筋トレは、自分の体重などを使って筋肉に負荷をかける運動です。厚生労働省は、筋力や身体機能の維持・向上に役立ち、年齢に関係なく取り組めると説明しています。[1]

40代・50代だから全員同じメニュー、というわけではありません。運動を続けてきた方と、久しぶりに始める方では出発点が違います。まずは「立つ・押す・かかとを上げる」という身近な動きを、落ち着いて繰り返せるか確かめます。

体重だけを成果のものさしにせず、同じ椅子から立つ時の動きや、姿勢を保って行えた回数も記録してみてください。急な体力低下や原因の分からない強い疲れを、年齢や運動不足だけのせいにしないことも大切です。

02

始める前に、体調と足元を確認

発熱や体調不良がある日は休みます。持病の治療中、運動制限がある、膝・腰の痛みや転倒への不安がある方は、始める前に医師や運動指導の専門家へ相談してください。[2]

  • 椅子キャスターがなく、床で滑らない安定したもの。座ると足裏が床につく高さを選びます。
  • 壁と床体重を支えられる壁を使い、周囲の小物やコードを片づけます。滑る靴下・脱げやすいスリッパは避けましょう。
  • 動く準備楽な服装で水分を用意。ゆっくりした足踏みなどで体を慣らしてから始めます。

椅子の選び方は英国の公的医療サービスNHS、準備運動は厚生労働省の資料を参考にしています。[3] 犬や猫がいる場合は、動いている足元に入ってこない場所も確保しましょう。

息を止めず、痛みは我慢しない

力を入れる時も呼吸を続けます。胸の痛み、めまい、冷や汗、いつもと違う強い息切れや関節の痛みが出たら、回数の途中でも中止してください。強い症状や続く症状は医療相談へ。[1][2]

03

自宅で始める、初心者向け3種目

以下はNHSの家庭向け筋力運動を参考にした、当サイトの開始例です。初回は各5回までを1組ずつ。難しければ、もっと少なくて構いません。立ち座り・かかと上げの5回はNHSの目安、壁腕立ては初めての方向けに回数と組数を少なくしています。[3]

種目の間は休み、呼吸と姿勢が落ち着いてから次へ進みます。全部できなくても、その日の記録に残せます。

1.椅子からの立ち座り

  1. 椅子に浅めに座り、足を腰幅に開いて足裏を床につけます。
  2. 少し前に体を傾け、目線を前へ向けたまま、ゆっくり立ちます。
  3. 立った姿勢を整えたら、椅子の位置を確かめ、勢いをつけずに座ります。

難しい時:無理に手を離さず、手を補助に使います。深く沈み込むソファや、不安定なクッションで高さを変える方法は避けましょう。膝や腰が痛むなら、その動作は中止します。

2.壁腕立て

  1. 壁に向かって立ち、胸の高さに両手をつきます。最初は腕が届く距離から。
  2. 体をまっすぐに保ち、肘を曲げて、ゆっくり壁へ近づきます。
  3. 手で壁を押し、元の位置へ戻ります。腰だけ反ったり、頭だけ前に出たりしない範囲で行います。

難しい時:足を少し壁へ近づけ、肘を曲げる幅を小さくします。肩・肘・手首が痛む場合は続けないでください。

3.支えを使ったかかと上げ

  1. 安定した椅子の背もたれなどを持ち、両足で立ちます。
  2. 両方のかかとを、無理のない高さまでゆっくり上げます。
  3. 体が揺れないように、静かに下ろします。

難しい時:高さと回数を減らします。手放しや片足への変更を急がず、支えを使って安定させましょう。

原資料には各動作の写真もあります。姿勢がつかみにくい時は、NHSの動作写真(英語)も参考にしてください。痛みのある動きを、写真に合わせて無理に再現する必要はありません。

04

慣れたら、回数より「今の負荷」を見直す

各5回は、動きを覚えるための入口です。いつまでも同じ軽さで続ければ十分、という意味ではありません。厚生労働省は、自分の能力に合わせ、慣れたら少しずつ負荷を高めることを勧めています。[1]

同じ動きが楽にできるようになったら、姿勢を保てる範囲で回数を少し増やすなど、一つずつ調整します。回数・組数・動きの大きさを一度に増やさず、動作中と翌日の体調を確認しましょう。負荷の選び方に迷う時は、専門家に実際の動きを見てもらうと判断しやすくなります。

3種目は、全身を十分に鍛える完成メニューではありません

公的な目安では、脚・お尻・背中・お腹・胸・肩・腕など、大きな筋肉を偏りなく使うことが勧められています。[4]ここでの開始例に慣れたら、背中などを含む種目と負荷も、自分に合わせて広げていきましょう。

筋トレの目安は週2〜3日。休む日も予定に

厚生労働省の成人向けの目安は週2〜3日です。[5]例えば火曜と金曜に試し、その間は回復具合を確認する。これは予定の一例で、最初から達成しなければいけないノルマではありません。

筋肉の痛みや疲れが残る時は、同じ部位への負荷を増やさず休みます。腫れや鋭い痛み、日常動作に支障が出る痛みを、単なる筋肉痛として放置しないでください。

記録は「立ち座り何回/動きやすさ/翌日の様子」の3点で十分。動画の時間も含めた組み方は、宅トレは1日何分・週何回?にまとめています。

05

筋力づくりに、好きなダンスも組み合わせる

筋トレと有酸素運動は、組み合わせて考えられます。NHSも、同じ日でも別の日でも、生活に合わせて行う方法を紹介しています。[6]慣れないうちは一度に詰め込まず、疲れが残っていない日に短いダンスを選ぶのも一案です。

音楽に合わせて動く時間には、マルちゃんの3分ディスコもあります。ステップやひざ上げ、スクワット、パンチを組み合わせた跳ばないダンスです。このページの3種目を解説する動画ではありません。ダンスを楽しむ別の選択肢として紹介します。

マルちゃんの、お風呂前3分・跳ばないディスコダンス音楽に合わせて動きたい日にマルちゃんと、
3分のディスコ。
よかったら、小さな動きから試してみてくださいね。きつい動きは足踏みに変えたり、途中で休んだりできます。YouTubeで3分のダンスを見る

スクワットなどで同じ筋肉に負荷がかかることもあるため、筋トレの翌日なら必ず休息になる、とは限りません。動画の長さや汗の量だけで選ばず、体調ときつさを目安にしてください。動きの強さを調整する方法や、室内ウォーキングのやり方も参考になります。

痩せたい時も、運動したからといって食事を極端に抜く必要はありません。食べ方との向き合い方は、実体験をまとめたちひろが3食と運動に切り替えた話へ。今回の3種目は公的資料をもとにした提案で、ちひろ本人の実践記録や減量結果を示すものではありません。

06

よくある質問

40代から筋トレを始めても遅くありませんか?

遅すぎることはありません。厚生労働省は、筋肉は年齢に関係なく鍛えられると説明しています。年齢だけで回数を決めず、今の体力や体調に合う動きから始めましょう。

初心者は、何回から始めればいいですか?

この記事では動きを覚える入口として、立ち座り・壁腕立て・かかと上げを各5回まで、1組ずつ試す例を紹介しています。5回はノルマでも、十分な筋トレ量の保証でもありません。難しければ少なくし、慣れたら負荷や種目を少しずつ見直します。

毎日やった方が、早く変わりますか?

毎日同じ筋肉を強く鍛えることを急ぐ必要はありません。厚生労働省の目安は週2〜3日で、休息日も大切です。筋肉の痛みや疲れが残る時は負荷を増やさず、回復を優先してください。見た目が変わる時期は一律には決められません。

膝が痛くても、立ち座りを続けていいですか?

痛みを我慢して続けないでください。その動作を中止し、痛みが続く、腫れる、歩きにくい場合は医療機関へ相談します。膝や腰に不安がある場合は、始める前に自分に合う種目を専門家へ確認しましょう。

ダンスをしていれば、筋トレは必要ありませんか?

ダンスでも筋肉は使いますが、筋力を高める負荷が十分かは動き方や体力によります。公的な目安では有酸素運動と筋トレの両方が勧められています。ダンスの楽しさを続けながら、自分に合う筋トレも組み合わせて考えましょう。

今日の体調に合う動きから。

できる形を見つけて、
少しずつ筋力づくり。

3種目のやり方へ戻る

参考にした公的資料

資料・公開動画の確認日:2026年9月15日。種目の選び方や開始時の回数は、資料を参考に当サイトがまとめた一般的な実践例です。この組み合わせや動画の効果を測定したものではなく、診断・治療・個別の運動処方を目的としません。終わった後は体調に異変がなければ、ゆっくりした動きで徐々に落ち着かせましょう。

LET'S KEEP MOVING

好きなSNSでも、一緒に。

宅トレ動画や、無理なく続ける体づくりのヒントを。